正直になれない大学生ブログ

普通のことを普通につらつら書いていく。そんなブログ。

就職に役立つ。というよりは、その後に役立つ

性格スキル 人生を決める5つの能力(祥伝社新書) 鶴光太郎 (著) 

 

 3月より就職活動が本格的に始まった。
 ということで、就活に関する新書を探した。
 性格スキルを鍛えると「就職活動で、採用されやすい」という帯は就活生にとって、なかなかキャッチー。
 本書は、1から4章まで論文のような流れであり、1章で、性格スキルが与える影響や概要を、2章で、性格スキルのビックファイブと呼ばれる具体的な説明、3、4章で、性格スキルが家庭と職業でどう影響していくか説明される。
 そして、5章では、雰囲気がガラッと変わり、著者のゼミの実体験を語っていく。

 

就職における必要なスキル

 就職において、重要なスキルが2ある。
 1つは、認知スキル。これは、俗に言う「地頭のよさ」で、大学の偏差値と考えても構わないものだ。
 そして、もう1つ。本書の主題である性格スキル。
 性格スキルには構成する要素が5つあり、

 ・開放性
 ・真面目さ
 ・外向性
 ・協調性
 ・精神的安定性

である。
 そして、その中でも特に重要なものが、「真面目さ」である。

 学歴・成績・学力テストはもちろん、認知スキルで決まる部分も大きいのであるが、知性といった認知スキルの影響を除外しても、性格スキル、特に、「真面目さ」が影響している部分も大きい。

 この「真面目さ」は、なんと「認知スキルを伸ばすこと」にもつながり、さらに、「20代、30代の方がより伸び、その後の人生の中でも伸び続ける」のだという。
 ところで、「真面目さ」とは、頭が固いことではない。「真面目さ」と言うと、柔軟性がないような印象を受けるかもしれないが、著者が言う「真面目さ」とは、やり抜く力のことだ。

 

本書で知れることは…

 本書で学べることは、具体的に、あれをしたらいい、こうしたらいい、ではなく、性格スキルとはどういったものか知ることができるものだ。いかにも新書らしく、入門書としてはなかなか良い。
 もっと、詳しく知りたい人のために著者はダックワース著の『やり抜く力』をおすすめしているので、よかったら読んでみると良いかもしれない。
 また、4章の最後に、「環境が変わった時にこそ性格スキルを変える大きなチャンスなのだ」と締めくくっている。
 もし、性格スキルを磨きたいと思い、本書を読むのだとしたら大学1年生か、現在働いている方がベストであろうと思う。
 しかし、環境を変えることがいつでも可能だということは、言わずものがな。 

 

印象に残った言葉

「人生とは何か。それは、たぶん(中略)『かっこわるいこと』の無限の連鎖なのかもしれない。その連鎖の中に、たまに、『かっこいいこと』が訪れる。でも、それは単なる結果であり、一瞬でしかない。もちろん『終着駅』でもない、また、『かっこわるいこと』の連鎖が始まる。それを受け入れ、楽しむことこそ『真面目さ』であり、『やり抜く力』なのだと思う」

 

性格スキル 人生を決める5つの能力(祥伝社新書)

性格スキル 人生を決める5つの能力(祥伝社新書)

 

 

今週読んだ本
  • 性格スキル 人生を決める5つの能力(祥伝社新書) 鶴 光太郎 (著) – 2018/2/2