正直になれない大学生ブログ

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大学生活でしておくべきことは何?

大学4年間で絶対やっておくべきこと (中経の文庫) 森川 友義 (著)

 
 私が大学というものを知ったのは穂村弘『蚊がいる』のある一文、「先生を見つけてください」であった。これは大学で尊敬できる先生を見つければ学問の扉が自然と開かれるということであり、この言葉のお陰で少し前を向けた。
 
 さて、先日書店で見つけた『大学生になってやるべきこと』というちょっと挑戦的な本を見つけた。
 「『〜べき』なんてタイトルに付けやがって」、「どうだ、どれだけ当てはまったか見てやろう」という気持ちで買ってみたのが、病みを抱えるだけの結果となった。
 
大学でコンセプトをつくる。
→つくってない。
キス。
→してない、そもそも恋愛できてない。
TOEIC。
→受けてない。
 
 やってないことだらけでただただ悲しくなった。
 そしてトドメの一言。「4年生以上は、既に遅いです。残念でした、もっと早くこの本に出会っていれば人生が変わったはずなのにね」。
 実際この本は大学1年のころから知っていたが、わざわざ誰かに指示されることではないと思って手に取らなかった。しかし、今になって後悔するとは思わなかった。
 人は「もしかしたら」の可能性を捨てきれない。そして、その可能性は際限なく前へ前へと戻っていく。
 
 本書のキーワードは一言に「ギブアンドテイク」。与えなければ与えられない。それは友人関係、恋愛、就活、人生全てにおいて当てはまる。
 知り合いは、両者で交換されるものが少ないか代替が効くものであるが、親友になれば、お互いが価値提供し続け必要とし合うレベルが高くなっていく。
 恋愛でも、自分の資産価値が相手の資産価値と合っていれば付き合え、合わなければ付き合えない。
 
 「友情や恋愛をこんな経済学みたいに捉えるなんて!」という意見もあるだろうが、この考え方も全くのハズレではない。たしかに納得がしにくく肌感覚で嫌な感じを受けるが、お互いにメリットがないと続いていかないというのも事実だ。
 そもそも、実際に充実している人生が羨ましいと思ってしまった自分には、これに対抗する力は残されておらず、何を言ってもただの遠吠えになってしまう。
 
 著者の書籍は他にも『恋愛学』や『一目惚れの科学』など恋愛系が多く、本書も恋愛指南書のように書かれている傾向が強い。
 知性がある人=恋愛に奥手な人がターゲットであり、つまりは恋愛に成功している学生が取る可能性は(ほとんど)考えられていない。
 挑戦する気持ちで買ったこの本には、購入する前に負けていたのだ。
 
印象に残った言葉
「ドーパミンが多いと、アウトドア派になり、少ないとインドア派になります」
 
今週読んだ本
  • 友だち幻想 (ちくまプリマー新書) 菅野 仁 (著) – 2008/3/6
  • 女ぎらい ニッポンのミソジニー(紀伊國屋書店) 上野 千鶴子 (著) – 2010/10/6
  • 大学4年間で絶対やっておくべきこと (中経の文庫) 森川 友義 (著) – 2014/2/27
  • あとその他色々、通しで読まず