正直になれない大学生ブログ

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個人情報は載せてないから大丈夫

大人を黙らせるインターネットの歩き方 (ちくまプリマー新書) 小木曽 健 (著)

 
 ネットの危険性は子供に伝わりにくい。だが、ネットなんてやらないから私には関係ないぞと高を括っているそこのあなたも要注意である。例えば、ネット炎上では「『ネットを使ってない人』が『ネットを使っていないとき』にでも起こせてしまう」のである。それだけではなく、身元がバレてしまう危険性がある。
 
 twitterで別アカウントを作って楽しんでいたが、依存しそうで怖くなりそのアカウントは消した。
 ふぁぼと呼ばれる「いいね」合戦や誰が誰をリストインしたかなどを次第に気にし始める。こうなるとほとんど現実と変わらないことが分かってくる。
 「あの人は私を誘ってくるなかった」「あのグループに入れてもらえなかった」が「あの人は私をリスインしてくれなかった」「ふぁぼあんなにたくさんしたのにしてくれなかった」へ取って代わるだけだ。
 
「周りと比べてしまう人はSNSは向いていない」と言われるそうだが、正にその通りだろう。始めた当初は、色んな年代の人とやりとりできることに高揚感を感じ、たくさんコミュニケーションを取り始める。しかし、いつのまにか「いいね」がもっと欲しくなり、リプに反応がいつ来るかが気になってスマホが手放せなくなる。
  2ちゃん? 5ちゃん? に晒されたと憤慨する者がいる。過剰なツイートをしたり、顔出しなどをしてもっと「承認欲求」を満たしたくなるようなのだ。晒した者が悪いということは当たり前だが、あれだけネットの拡散性が謳われている中でそのような行動をするのは不思議でならない。挙句にまた新たな顔を出している始末だ。
 鍵付きにしてるから大丈夫だと言うトンチンカンな方も多いが、「地球にスクリーンショットがある限り」◯◯限定というSNSはありえない。
 
 スマホでやれるコトが増えるということは、スマホの使われ方が変化」し便利になっている反面、「個人情報を載せてないから大丈夫」と安心していると「変態」にターゲットとされる危険性もある。
 本書は「大人を黙らせる」インターネット活用法として、特にSNSに関する様々な大人たちのひとことに切り返す形でその危険性と便利さを伝えている。
 適度な距離を持ってネットと付き合い、もし危険な目にあった際の対処法を知ることができる。ぜひ、軽い気持ちで読み進めてほしい。
 炎上しない方法? 「現実でやっちゃいけないことをしない」、ただそれだけである。
 
大人を黙らせるインターネットの歩き方 (ちくまプリマー新書)

大人を黙らせるインターネットの歩き方 (ちくまプリマー新書)

 

 

印象に残った言葉
「解決策のある問題なんて、ネットの炎上では問題とすら呼ばないんですよ」
 
今週読んだ本
  • はじめて語るメンズリブ批評(東京書籍) 蔦森 樹 – 1999/7
  • 大人を黙らせるインターネットの歩き方 (ちくまプリマー新書) 小木曽 健 (著) – 2017/5/9
  • すべての新聞は「偏って」いる ホンネと数字のメディア論(扶桑社) 荻上チキ (著)   – 2017/12/9