正直になれない大学生ブログ

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片頭痛のメカニズムを知る

片頭痛」からの卒業 (講談社現代新書) 坂井文彦 (著)

 

 読んでいて気持ち悪くなった本は初めてだ。

 私は閃輝暗点と呼ばれる前兆がある典型的な片頭痛持ちだ。前兆は急に訪れる。芥川の『歯車』に表現されるようなギザギザとした何とも言いにくいものが視界をどんどん遮る前兆が30分ほど続く。その後頭痛が始まる。特に左のこめかみから目、鼻を通して一体が痛む。痛みは1日寝ていればで引くが、その後1週間は調子が上がらない。頻度は年に3回ほど。<週に2回から月に2回程度の頻度>で発作が起こる片頭痛持ちの人と比べれば私は年に3回ほどと少なめなことは幸運なのかもしれない。私の発作タイミングは週末など気を抜いた瞬間に訪れやすいが必ずしもそういうわけではないから難しい。

 片頭痛の発作は小学1年性の頃から始まり頻度はそれこそ週に2回と多く学校も早退ばかりし救急車で運ばれることもあった。幸いなことに担任が片頭痛持ちであったためにクラスに理解を促してくれた。小学3年生に上がってから片頭痛の種類が変わった。変わった点は2つ。①閃輝暗点がパラパラしたものから「歯車」に変わったこと、②痛みの頻度が減り始め強くなったこと。なぜ変わったのか分からないが最初の変化に出会った時は困惑しとても気持ち悪かった。痛みは記憶され「痛みマトリックス」ができあがるとあったが、私の場合は気持ち悪さが閃輝暗点と結び付き似たようなものを見ただけで聞いただけで気持ち悪くなるようになった。

 本書は片頭痛に関する症状や原因、メカニズム、そしてそれを知った上での予防法や改善方法を教えてくれる。まだまだ未知のことばかりである片頭痛だが、片頭痛に効く特効薬「トリプタン製剤」が20年ほどの前に発明された。これは片頭痛の原因となる血管の拡張を抑える働きがあり、片頭痛患者の<49%が「以前と比較にならないくらい楽になった」、「人生が楽になった」>と答えたそう。そして現在は片頭痛を予防する薬の開発にも力を入れているとのことで片頭痛から解放される日が訪れることを願うばかりだ。そして願うだけではなく、頭痛ダイアリーをつけて片頭痛の傾向を把握したり、生活バランスを整えたり、坂井氏考案の片頭痛ストレッチを行ったりして片頭痛を遠ざけることも重要である。

 

印象に残った言葉

片頭痛アメリカでは病気、日本ではサボり」

 

「片頭痛」からの卒業 (講談社現代新書)

「片頭痛」からの卒業 (講談社現代新書)

 

 

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